どんな職業か
新聞や雑誌、インターネットなどの媒体に掲載するため、事件や事故、災害などの現場で写真を撮影する。 撮影場所は事件・事故・災害の現場、スポーツやイベントなど幅広く、環境問題、日常生活にかかわる出来事、政治や経済などの分野も撮影のテーマとなる。撮影の対象によっては、海外で撮影する場合もあり、紛争地域などで仕事をすることもある。 具体的な仕事としては、事件発生の知らせ等を受けて現場に駆けつけ、状況を把握する。撮影にあたっては、人物、建物、風景など被写体を決定し、使用するレンズや露出などカメラの設定を選択し、調整する。アングルを変えたり、決定的な瞬間を捉えたりして、写真を撮影する。その場で撮影データを所属先や依頼主に送信する場合もある。また、スポーツやイベントの場合は撮影のための下調べや背景の調査をすることもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 カメラ、レンズ、ストロボ、撮影機材、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 4.9 | 109 / 498 | 上位22% |
| 読解力 | 4.5 | 125 / 498 | 上位25% |
| 説明力 | 4.3 | 164 / 498 | 上位33% |
| 文章力 | 4.2 | 141 / 498 | 上位28% |
| 交渉 | 4.1 | 71 / 498 | 上位14% |
| 他者との調整 | 4 | 136 / 498 | 上位27% |
| 説得 | 3.9 | 121 / 498 | 上位24% |
| 他者の反応の理解 | 3.9 | 149 / 498 | 上位30% |
| 複雑な問題解決 | 3.7 | 122 / 498 | 上位24% |
| 新しい情報の応用力 | 3.7 | 138 / 498 | 上位28% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションとメディア | 2.6 | 28 / 508 | 上位6% |
| 通信技術 | 2.3 | 21 / 508 | 上位4% |
| 芸術 | 2.0 | 35 / 508 | 上位7% |
| 事務処理 | 1.8 | 257 / 508 | 上位51% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.8 | 166 / 508 | 上位33% |
| 社会学 | 1.7 | 89 / 508 | 上位18% |
| 地理学 | 1.7 | 28 / 508 | 上位6% |
| 歴史学・考古学 | 1.7 | 17 / 508 | 上位3% |
| 心理学 | 1.6 | 134 / 508 | 上位26% |
| 法律学、政治学 | 1.6 | 104 / 508 | 上位20% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学や専門学校等で写真について学んでいる場合が多い。 芸術系の大学では、撮影技術だけではなく、写真に関する歴史、光学やデジタル処理の知識、美術や色彩など表現の技術、ジャーナリズムや新聞に関する専門的な知識を習得する。写真の専門学校では、撮影技術中心の指導を現場で経験を積んだ写真家等が務める講師から受ける。 卒業後、新聞社や通信社に入社するか、写真家や撮影スタジオのアシスタントとして経験を積んで、一人前になる。 現在、撮影機材はデジタル一眼レフが主流になっている。そのため、撮影後の写真をパソコンなどを用いてデジタル加工処理する技術も必要となる。新聞社等に勤務する写真家の場合はカメラなどの撮影機材は勤務先の備品を使用することが多いが、フリーランスの場合は、撮影機材や各種レンズ、ストロボ等の照明装置などは自分で用意しなければならない。 時事問題に対する関心と専門分野に関する洞察力、情熱、好奇心、一定の体力が必要である。写真を撮るだけではなく、記事として掲載される原稿を書くこともある。海外での取材では、取材相手のアレンジや撮影許可などの交渉のため、外国語が必要になることも多い。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.8 |
| 専門学校卒 | 0.3 |
| 高卒 | 0.1 |
| わからない | 0.1 |
| 高専卒 | 0.0 |
| 修士課程卒(修士と同等の専門職学位を含む) | 0.0 |
給料
賃金構造基本統計調査では「美術家,写真家,映像撮影者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には3の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 371.5千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 754.4千円 |
| 平均年齢 | 38.3歳 |
| 平均勤続年数 | 10.3年 |
| 労働者数 | 2,254人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤288.4千円
- ≤294.7千円
- ≤345.8千円
- ≤377.4千円
- ≤511.7千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
勤務先は、新聞社、通信社、写真家の個人事務所等である。フリーランスで仕事をする場合もある。 就業者の男女比では男性の割合が高いが、女性も増えている。 撮影対象となる事件や事故はいつ起きるかわからないため、場合によっては夜間や土日祝日の撮影となることもある。また仕事の切れ目がなく、長時間の仕事となることもある。労働時間は不規則になりがちで、定期的に休みを取ることは難しい場合が多い。 収入の面では、特にフリーの場合は実力と収入が直結し、個人差が大きい。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 放送記者近さ 0.790
- テレビカメラマン近さ 0.783
- 小学校教員近さ 0.698
- 舞台美術スタッフ近さ 0.673
- アウトドアインストラクター近さ 0.670
- 舞台照明スタッフ近さ 0.664
- 通訳ガイド近さ 0.662
- パイロット近さ 0.629
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)