どんな職業か
住む人や使う人に合った、快適で暮らしやすい住空間づくりのために、既存の内装材、インテリア等の選定等について助言と提案を行う。 一般住宅の他、オフィス、ホテル、店舗、学校、病院などを手がけることもある。まず、設計者(建築設計技術者)とともに依頼主に会い、どのような住宅や施設を望んでいるかを確認する。住宅や施設が機能的で、依頼主のイメージや好み、ライフスタイルと合うように、室内レイアウト、内装に使う壁紙やカーテンの材質や色、設備機器・照明や家具の選択・配置などを考える。設計者と打ち合わせを重ねて、完成予想を図面やカタログ、立体モデルなどの資料を使ってビジュアル化し、提案することもある。 依頼主に素材の写真やサンプルを見せたり、ショールームに案内して実物を見せ、依頼主や設計者と十分に相談し、詳細を決めていく。最近では、コーディネートを3DやVR(バーチャルリアリティ:仮想現実)で確認できる技術の活用も進んでいる。着工後、家具や照明などを選び、依頼主のイメージに近づくよう、建物が完成するまで細部の調整を行う。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 5.2 | 72 / 498 | 上位14% |
| 説明力 | 5.1 | 43 / 498 | 上位9% |
| 他者との調整 | 4.7 | 34 / 498 | 上位7% |
| 説得 | 4.4 | 48 / 498 | 上位10% |
| 他者の反応の理解 | 4.4 | 58 / 498 | 上位12% |
| 交渉 | 4.3 | 43 / 498 | 上位9% |
| 新しい情報の応用力 | 4.2 | 72 / 498 | 上位14% |
| 文章力 | 4.1 | 178 / 498 | 上位36% |
| 要件分析(仕様作成) | 4.0 | 44 / 498 | 上位9% |
| 読解力 | 3.9 | 227 / 498 | 上位46% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 顧客サービス・対人サービス | 3.4 | 27 / 508 | 上位5% |
| 建築・建設 | 3.4 | 5 / 508 | 上位1% |
| 販売・マーケティング | 2.5 | 54 / 508 | 上位11% |
| 設計 | 2.5 | 35 / 508 | 上位7% |
| 事務処理 | 2.4 | 120 / 508 | 上位24% |
| 芸術 | 2.1 | 32 / 508 | 上位6% |
| 心理学 | 1.7 | 118 / 508 | 上位23% |
| 日本語の語彙・文法 | 1.6 | 224 / 508 | 上位44% |
| ビジネスと経営 | 1.4 | 202 / 508 | 上位40% |
| 生産・加工 | 1.3 | 164 / 508 | 上位32% |
なるには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。住宅関連企業、工務店、インテリア関係の企業などに就職し、専門知識を深め経験を積んでいくのが一般的である。 関連する資格として、「インテリアコーディネーター」「インテリアプランナー」があり、取得していると就職の際に有利な場合もある。建築や設計とも密接に関係しているため、「建築士」など資格を取得すると仕事の幅が広がる。 商品知識や住宅に関する知識、コンサルティング能力が必要となる。また、美的感覚に優れ、空間判断能力があり、室内空間をうまく利用し、美しく演出できるセンスも求められる。 専門知識と技術を身につけ、独立してフリーで働く人もいる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 大卒 | 0.6 |
| 短大卒 | 0.3 |
| 専門学校卒 | 0.3 |
| わからない | 0.3 |
| 高専卒 | 0.1 |
| 高卒 | 0.0 |
関連する資格
- 一級建築士
- 二級建築士
- インテリアプランナー
- インテリアコーディネーター
給料
賃金構造基本統計調査では「電気機械器具組立従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には1の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 281.3千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 764千円 |
| 平均年齢 | 43.1歳 |
| 平均勤続年数 | 13.1年 |
| 労働者数 | 35,237人 |
男女で見た給与
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤246.5千円
- ≤271.6千円
- ≤288.7千円
- ≤304.9千円
- ≤348.3千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「専門的・技術的職業従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率1.4%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人179千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比20.1%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比18.3%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
専門的・技術的職業従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 専門的・技術的職業80%
- サービス職業6%
- 管理的職業3.2%
- 事務3.2%
- 販売3%
- 生産工程2.4%
- その他2.1%
この分類に入った人のうち、20%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
住宅メーカーや工務店といった建設会社、家具メーカーなどのインテリア関連企業にインテリアコーディネートを担当する社員として勤務する。高齢者のための住宅リフォームなどの需要も増加しており、仕事は大都市圏のみならず地方都市にも拡大している。インテリアコーディネーター資格の取得者は、女性が全体の約8割を占める。 労働条件はそれぞれの企業の規定に従うが、依頼主はもとより設計者、施工関係者、納入業者など様々な人たちとの打ち合わせを必要とするため、相手の都合に左右されることも多く、労働時間は不規則になる傾向がある。賃金に関して、企業によっては職務手当がつくこともある。 生活様式が多様化し、快適な住まいづくりに対する要求が高まり、住宅などのインテリアを手がける専門的な職業として、必要性が高まっている。キッチン関係、照明など色々な得意分野を持つ人が増えている。中古住宅の大規模リフォームや、空き家のリノベーションなども増えており、インテリアコーディネーターの仕事は今後も一定の需要が見込まれる。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- インテリアデザイナー近さ 0.704
- ファッションデザイナー近さ 0.606
- テキスタイルデザイナー近さ 0.591
- アートディレクター近さ 0.578
- 住宅・不動産営業近さ 0.576
- 広告ディレクター近さ 0.572
- 広告営業近さ 0.568
- 建築設計技術者近さ 0.565
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)